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都心に飛んでくる花粉は、いったいどこから来るのか-。民間気象情報会社のウェザー・サービス(千葉県成田市)とNTTデータが、約1万台のパソコン(PC)を使い行ったシミュレーションの結果、東京都西部の奥多摩など比較的近い地域だけでなく、静岡県中西部からもかなりの花粉が飛来している可能性が高いことが分かった。
両社は、植生分布をもとに関東近辺にある計約10000平方キロのスギ林から飛散する花粉の飛ぶ様子を計算によるシミュレーションで再現しようと計画。しかし、気流や地形などを考慮するため、スーパーコンピューターでも時間がかかる膨大な計算が必要になる。
そこで、このシミュレーションでは、家庭にあるPCの計算能力を提供してくれる賛同者を募り、ネットを介して分担して計算を行う「分散コンピューティング」という手法を利用。のべ9198台のPCが参加し、約4カ月で計算を終えた。
その結果、都心には、東京・奥多摩や神奈川・丹沢から飛来する花粉が多いものの、平たんな地形や風向きの関係で、伊豆半島や、静岡県中西部から飛来する花粉が予想以上に多いことが分かった。
(ヤフートピックス引用)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080103-00000042-jij-soci
[豆知識]
花粉症(かふんしょう、hay fever / pollen allergy / pollen disease, 医 pollinosis または pollenosis )とはI型アレルギー(いちがた-)に分類される疾患の一つ。植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの一連の症状が特徴的な症候群のことである。枯草熱(こそうねつ)とも言われる。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどはアレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)の症状であり、花粉の飛散期に一致して症状がおこるため、季節性アレルギー性鼻炎(対:通年性アレルギー性鼻炎)に分類され、その代表的なものとなっている。
目の痒みや流涙などはアレルギー性結膜炎の症状であり、鼻炎同様に季節性アレルギー性結膜炎に分類される。
広義には花粉によるアレルギー症状全てを指すこともあるが、一般的には上記のように鼻および目症状を主訴とするものを一般的に呼ぶことがある。
また、狭義には鼻症状のみを指し、目症状は結膜花粉症(または花粉性結膜炎)、皮膚症状は花粉症皮膚炎または花粉皮膚炎)、喘息の症状は花粉喘息、喉の不快感などの症状はアレルギー性咽喉頭炎などと別に呼ぶことがある。
現在の日本ではスギ花粉によるものが大多数であり、単に花粉症といった場合、スギ花粉症のことを指していることが多い。そのため、本項目の説明もスギ花粉症について、主に書かれている。
最近はスギがない沖縄県や北海道へ、花粉を避けるための短~中期の旅行に出かける患者が増えているという(俗に花粉疎開と呼ばれる)。旅行会社がそうしたツアーを売り出すことも行われており、観光資源の一つとして誘致に名乗りをあげる地域もある。患者が移住した例も報道された。医学的にみれば転地療養といえる。
下記の植物生薬の一部においてはポリフェノール(その種類は4000~5000種類あるという)と呼ばれる植物の苦味・渋み成分が広義の抗アレルギー効果を示すという。成分中のビタミンの一種が症状の軽減に有効とされたこともある。しかしながら、そうした効果がある程度実証されているものであっても、その多くは劇的な効果は期待できない。
これらの成分とビタミン・ミネラル等を配合したサプリメント類や清涼飲料水など、いわゆる健康食品類も多く出ている。患者においては、過信・盲信せず、多大な経済的被害はもちろん、健康被害などをこうむらないように注意が必要である。自分に効いたものが他人にも効くとは限らない点にも注意が必要である。これらのほか、漢方的・栄養学的見地などから、特定の食品の制限や積極的な摂取なども行われる。薬効を期待するというより、いわゆる健康法であろう。
なお、2007年2月、スギ花粉(実際はスギのつぼみ)をカプセルにつめた健康食品にて、服用した患者が一時意識不明になるという事故がおきた。また、花粉症との関連はないが、高濃度のにがりでも事故が起きている。「食品だから」「薬ではないから」安全であるという根拠はまったくないということを使用者は強く認識しておかなければならない。
植物生薬
甜茶、ラカンカ、日本山人参、霊芝、シジュウム(グァバ)茶、紫蘇の葉、ニンニク、アマランス(アマランサス)、緑茶、凍頂烏龍茶、杜仲茶、ナンテン、ドクダミ、アロエ、タマネギ抽出物、クロレラ、柿の葉茶、ミント、ネトル(西洋イラクサ)、花粉(スギ花粉)、スギ茶、カリン、青ミカン抽出物、ハトムギ茶、つくし、クミスクチン、メチル化カテキン
機能性食品
パパイヤエキス、エゾウコギ、月見草種子エキス、リノレン酸、ショウガ、ゴボウ、青汁、各種乳酸菌、にがり、フコイダン、ヨード卵、DHA、じゃばら、フキ(西洋フキ)
理学療法
鍼、灸、電気治療、整体、指圧
その他
気功、アロマテラピー、ホメオパシー、マイナスイオン、自己尿
(Wikipedia参照)
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